ジンジャーガーデンは2年ほど前から高水準の売り上げを維持しているというが、店舗数の拡大は予定していない。サービスの品質維持が容易ではなく、多店舗化によりブランドを毀損しかねないためだ。
「それよりも、若年女性にとっての憧れと位置付けられているジンジャーガーデンのブランドを生かし、催事や物販などの横展開を見込んでいます。異なる柱を立てていかなければ消耗戦になると予想するためです」(永谷社長)
プレーヤーが増え、ますますレッドオーシャン化するアフタヌーンティーの状況を踏まえ、「この先は独自路線を確立できなければ難しいのではないか」と永谷社長は言う。
「長くこの業界にいますが、市場の拡大が続いて頭打ちになっていて、さらなる急拡大はないと思います。強者はたくさんのお客さまを抱えていますが、弱者は耐えられなくなっていて、撤退した店も多いんです。うちのコンセプトを丸ごと真似た店も出てきたり。この先は、もう『強者の戦い』になるだろうなと」(永谷社長)
市場が拡大し、定番化したヌン活。他社との差別化を図るためには、さらなる創意工夫が求められそうだ。
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