部下からのフィードバックを管理職はどう受け止めているのか。クラウドサービスを展開するシーベース(東京都新宿区)が調査し、部下からのフィードバックや意見を「前向きに受け止められる」は55%に上り、「前向きに受け止められない」は7%にとどまっていることが分かった。
役職別にみると、前向きに受け止める割合が最も高いのは「事業部長」(100%)だった。部下からのフィードバックを事業運営の重要な意見ととらえていることがうかがえる。以降「部長」(62%)、「経営者・役員」(55%)が続いた。「あまり/全く前向きに受け止められない」と回答した割合が最も高いのは「係長・主任」(9%)だった。
マネジメント経験年数別では「1年〜3年未満」(73%)、「3年以上5年未満」(66%)、「10年以上」(64%)が上位を占めた。
ネガティブな回答の割合が最も多かったのも「1年未満」(14%)だった。着任後すぐの状態での部下からのフィードバックには、どのような解釈をしてよいのか、まだ前向きにとらえきれていない傾向が見てとれた。
周囲からのフィードバックをきっかけに認識や行動を変えた経験はあるか聞いてみると、「ある」(51%)が半数を超えた。自身の変化につなげているマネジメント層は、2人に1人以上いることが分かった。
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