上から目線で“ディスってくる”部下 トラブルを起こさないために、上司が伝えるべき言葉とは?(6/6 ページ)

» 2025年08月22日 06時00分 公開
[加藤京子部下からの逆パワハラで“もう無理”と思ったときに読む本]
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(d)指導・教育する

 概ね、全体の折り合いがついたら、持ちかけましょう。彼の「失礼な発言」(高い給料もらってるくせに……)については、「それは、いい加減、失礼ですよ」「ちょっとムカつきますよ」「今の言葉はさすがに……」と穏やかに切り出していきましょう。

 ケースが迫っていて、仕事に支障をきたしている(会社の業績にも影響を与えている)のは事実なのですから、あなた以外の複数人で対応することも視野に入れてください。

まとめ

  • 伸び代のある部下には「処分」を急がず、「指導プロセスの一環として面談・注意」を続ける
  • 部下をモンスター化しないように注意する

加藤京子

H・Rサポート、株式会社クレドコラ(credocara)代表

青山学院大学文学部フランス文学科卒業

日商岩井株式会社(現 双日株式会社)入社

1998年社会保険労務士資格取得、2000年独立開業〜現在 H・Rサポート(港区西新橋にて社会保険労務士事務所経営)

2004年研修講師として活動開始し、管理職選抜・昇格審査事業の一環として、部下育成の相談( 面談)を受託。年間約100日(20年間)、約20,000人対応。現在、研修講師および人材アセスメントのチーフコンサルタントとして活動中。

著書に『Z世代に嫌われる上司 嫌われない上司』(ぱる出版)がある。


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