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「AOKI→快活CLUB」で人材が往来!? AOKIグループを支えるDXに迫る(3/3 ページ)

» 2025年09月02日 09時25分 公開
[河嶌太郎,ITmedia]
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応援も呼び戻しも迅速に シフト最適化の効果

――導入の効果はどうでしたか。

 非常に大きな効果がありました。これまでは50人規模の従業員の勤務時間やシフトを人が手作業で管理していたのですが、今ではシステムによって一括で管理できるようになりました。必要に応じて大人数をスムーズに配置替えしたり、AOKIの人材を快活CLUBに応援に出したりすることが可能になっています。人事部門や現場の負担が大幅に軽減され、結果として組織全体の生産性が大きく改善したと言えると思います。

――システム導入によって、人員を繁忙期・閑散期に合わせて柔軟に調整できるようになったということですね。

 そうですね。ただ、近年はファッション事業なども含めて、繁忙期の概念が少しずつ変わってきているのが実情です。気候変動により、以前と同じ季節の需要の波が読みにくくなってきています。

 例えば夏物の衣服が売れる時期が年々長くなり、10月に入ってもなお夏物が動くことがあります。そうなると、本来は夏の繁忙期で増やした人員を元の所属に戻したいタイミングであっても、戻せずに追加でリソースを投入せざるを得なくなる場合があります。その点で、従来の四季に基づいた売り場づくりや人員シフトの考え方が崩れ始めており、より複雑な人材コントロールを迫られている実情もあります。

――確かに気候変動によって季節感が緩んでいますね。スーツなども需要期のズレが影響しているのでしょうか。

 そうです。本来9月の後半になれば秋冬物のスーツ需要が高まるはずですが、気温が下がらず残暑が続くと、夏物の需要が残ります。その一方で、ファッション部門は秋物を売り出したい。つまり、エンターテインメント系の快活CLUB事業に人員を応援に出していたとしても、ファッションの需要が立ち上がればすぐに呼び戻さなければなりません。

 そうしたジレンマが強まっていて、従来よりも難しい人員コントロールを迫られています。それを支えているのがこの勤怠システムです。各業態に適した人材シフトを可能にする基盤があることで、柔軟な対応が実現できています。

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