中小企業の夏のボーナス支給額(2025年)はどのくらいか。バックオフィスコンサルティングを手掛けるエフアンドエム(大阪府吹田市)の調査によると、夏のボーナスの支給率は79%に上った。支給額は20万円台が中心で、プライム上場企業の平均額(86万2928円、労務行政研究所調べ)の半分以下にとどまった。
ボーナスを増額した企業に理由を聞くと、「ベースアップの影響」(316社)、「物価上昇への対応」(299社)、「人材確保・定着のため」(288社)が上位を占めた。一方、減額した理由については、「業績悪化」(122社)や「コスト増」(58社)という回答もあった。
ボーナスの支給基準は、どうなっているのか。最も多かったのは「個人評価によって連動」(1544社)で、以下「業績による変動」(1405社)、「月給数カ月分」(720社)と続いた。「経営者の一存」(671社)という意見もあった。
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