2021年から事業を展開するアロハカフェパイナップルでは、開業当初から販売しているマラサダを、新店舗の「看板メニュー」として売り出すことにした。
「当社は“地域密着型”として、関西エリアの郊外に複数店舗を構えてきました。ただ、新たな挑戦として、2025年9月に初の“都心型店舗”である『梅田茶屋町店』を開業しました。座席数が少ない都心店では、テークアウトでも食べてもらいやすいようマラサダを看板メニューの一つに設定しました」(宮崎氏)
2021年11月、ハワイに本店をオープンしたアロハカフェパイナップルは、その後に国内での開業を進め、梅田茶屋町店を加えて国内9店舗を展開する。「本場ハワイ」をコンセプトにしており、「ハワイで食べられているマラサダの味を日本で提供したい」と宮崎氏は言う。
「私は、“揚げたて”を食べる文化と“ふわもち”の食感こそマラサダだと考えています。当社では、ハワイの味を再現しているマラサダ専門店にレシピを伝授いただき、ふわもちの食感を出すことができました。梅田茶屋町店では、9時、11時、16時に揚げたてを提供しています」(宮崎氏)
同店では8種類のマラサダを扱うが、揚げたての提供は中身にクリームが入っていない「プレーン」と「シナモン」のみとなる。ハンバーガーやパンケーキ、アサイーボウルなどさまざまなメニューがあるが、一番人気はマラサダで開店から2カ月で約9200個を販売。11月1日からは、土日祝のモーニング限定でマラサダを食事として楽しむ「マラサダサンド」の販売も開始した。
「ターゲットは40代以上の女性で、若年層のようにSNS経由での拡散が起こりづらいためか、現状は近隣や通りがかりの方の来店が中心です。販売数は正直もう少し伸びてほしいところです。ただ、揚げたてを食べた方からは『とてもおいしい』と好評です」(宮崎氏)
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