ニトリでは、まくらをはじめとする多くの寝具・睡眠グッズを手掛けている。そんな中、「横向き寝」に着目したまくらを開発した理由は、日本人に多い寝姿勢の傾向にあった。
まくらなどを販売している「まくら社」の調査リポート「まくら白書2025」によると、消費者の半数以上に当たる53.8%が主な寝姿勢として「横向き」を挙げており、女性については、その割合が58.3%に上っている。
「この傾向は2025年以前より続いており、ニトリでも日本人の好みの寝姿勢である横向き寝に合い、寝たときに体への負担が少ないまくらの開発に着手した」(担当者)
2017年に発売したものの、直後は今ほどの売れ行きではなかったという。店舗やオンラインでの販促方法を「いびき対策」などの困りごと解決に変えたことで、ターゲット層がより明確になり、販売数が伸びていった。
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