過度な配慮や指導不足で成長機会を奪われる「ホワイトハラスメント」が、新たな社会問題として浮上している。弁護士保険の総合比較サイトを運営する、エレメント(神奈川県川崎市)によると、職場の業務負荷が低い場合、若手の5割が成長への不安から離職を検討することが分かった。
職場の負荷について、若手の42.0%が「低い」と感じており、そのうち「物足りなさや将来への不安を感じる」は11.0%と、仕事を通じた手応えや成長実感が得られていない実態が明らかになった。
一方、管理職にハラスメントを恐れて指導を控えた経験はあるか尋ねたところ、「ある」が68.3%を占めた。リスク回避を優先し、育成の現場で萎縮している実態がうかがえる。
上司の指導について若手に本音を聞いたところ、最も多かったのは「対面で納得感あるフィードバックがほしい」(26.9%)だった。以降「指導が抽象的・放置されている」(17.4%)、「過剰な配慮で成長を奪われている」(12.7%)と続いた。
一方で、上司は部下や後輩を指導する際にどのような点に神経を使っているのか。1位は「言葉選び」(68.7%)、2位は「指導場所・状況」(35.6%)、3位は「相手の離職やメンタルへの影響」(28.7%)だった。
同社は「パワハラの加害者になることや部下の離脱を恐れるあまり、指導の質や手法において管理職が多大なストレスを抱えている」と分析している。
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