崖っぷちに立たされたコンサルティング業界は今、事業構造の抜本的な転換を迫られている。「労働集約型モデル」の限界を認め、新たな収益モデルに移行できるかが生き残りのカギとなるだろう。
先行例として注目すべきは、米パランティア・テクノロジーズなどの動きだ。彼らはコンサルタントの稼働時間を売るモデルから脱却し、AIプラットフォームと特定分野の知見を組み合わせ、クライアントが得た成果や価値への対価を得る収益モデルを採用している。
日本のコンサルティングファームでも、こうした「人月単価からの脱却」は必須であろう。AIを活用することで稼働時間を劇的に減らし、クライアント企業にもたらした利益の数%を請求する「成果連動型」へとシフトできれば、逆に収益性を高められる可能性すらある。
足元の市場では、「AIツールをどのように組織に組み込み、文化を変えるか」という、AI技術の社会実装が求められている。この分野においては、依然として人月型のコンサルティングファームが期待されていることも事実だ。しかし、社会実装が一巡した後は、そうした需要は急速に減るだろう。
物理的な労働時間に依存しない収益モデルをいかに早期に確立できるか。2026年、コンサルティング業界は、SaaS以上に存在意義そのものを市場から問われ続けることになるだろう。
資生堂、減収・赤字400億円でも株価が急上昇……一体なぜ?
書類でよく見る「シヤチハタ不可」、シヤチハタ社長に「実際どう思ってますか?」と聞いたら意外すぎる答えが返ってきた
部下に「仕事は終わってないですが定時なので帰ります」と言われたら、どう答える?
仕事が遅い部下に“あるテクニック”を教えたら、「チーム全体の残業時間」が3割減ったワケ
新入社員「Web会議でカメラオンにする必要なくないですか?」 上司のあなたはどう答える?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング