FP技能士センター正会員。中央大学卒業後、フィンテックスタートアップにて金融商品取引業者の設立や事業会社向けサービス構築を手がけたのち、広告DX会社を創業。サム・アルトマン氏創立のWorld財団における日本コミュニティスペシャリストを経てX Capital株式会社へ参画。
2026年2月、コンサルティング業界に激震が走った。米IBMを筆頭に、世界中のコンサルティング企業やシステムインテグレーター(SIer)の株価が暴落したのだ。
日本でもITコンサル大手のベイカレントや大手SIerの野村総合研究所(以下、NRI)といった銘柄が、特定の決算発表などの直接的なマイナス材料がないにもかかわらず、一斉に急落したのである。
市場では、米アンソロピックを筆頭とする大手AI企業が自律型AIエージェントの新機能を公開するたびに、関連企業の株価に大きく影響を与える状況が続いていた。
急速に広まる「SaaS is Dead」(SaaSの死)という言説とともに、「Consulting is Dead」(コンサルの死)も注目を集めている。悲しいことに、SNSでは「SaaSは死なない」という擁護論が広がる一方で、「コンサルは死んで当然」などといった辛辣な評価も飛び交う。
長年にわたり繰り返し語られてきた「コンサル不要論」だが、今回は単なる感情的な批判を超え、具体的な市場リスクとして表れている点は、重く受け止めなければならないだろう。
本稿では、コンサルの現状や限界について分析しつつ、今後目指すべき方向性について考察したい。
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