自動車業界は電動化やカーボンニュートラル、新技術の進化、消費者ニーズの変化など、さまざまな課題に直面している。変化が激しい環境の中で、求められる戦略は何か。未来を切り開くには、どうすればいいのか。本連載では、自動車業界の未来を多角的に分析・解説していく。
「トヨタ車では物足りない。ありきたりだ」という考えでなければ、「トヨタ車を選んでおけば間違いない」というのが日本の自動車市場における定説といえる。それほどトヨタ車はソツがなく、実用的で信頼性が高い。
リセール性も高いため、長く乗るにも定期的に買い替えるにもコスパがいい。特に日本は、トヨタ車が世界一安く買える市場だ。
国内の乗用車市場は普通車と小型車でおよそ250万台であるから、ヤリス、カローラ、シエンタ、アルファード、ノア/ヴォクシー、ライズ、ルーミーだけで全体の3割強をカバーする状況である。
そういった意味では、他の国産メーカーはトヨタ車以外を選んでもらうために差別化を図ろうと、独自性のある商品づくりを続けている。その代表例が、マツダの「魂動デザイン」や日産の「e-POWER」、あるいは前回紹介したスズキのクロスビーである。
しかし、トヨタにも独自性の強い車種はある。それがアルファード/ヴェルファイアであり、ランドクルーザーだ。
アルファード/ヴェルファイアに関しては、そもそも日産のエルグランドのライバルとして誕生したが、今やLサイズミニバン市場はアルファード/ヴェルファイアの独壇場となっている。
まもなく登場する新型エルグランドがどこまで人気を獲得できるか、という点にも注目したいが、今回はトヨタのランドクルーザーに焦点を当てよう。
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