一方、ランクルは人気の高まりを受けて、モデルチェンジのたびに大きく、豪華になっていった。さらにラインアップも増えていく。
80シリーズの登場によって、本来のクロスカントリー車の70シリーズと大型高級4WDワゴンの2本立てとなり、さらに70シリーズをベースに快適性を高めたプラドが登場する。
80シリーズはモデルチェンジにより100シリーズ、200シリーズへと代わり、現在は2021年に登場した300シリーズがそのポジションを担っている。最近はレクサスのLXやGXも、実質的にはランドクルーザーファミリーといえるから、バリエーションは意外と多い。
少々名前が紛らわしいが、ランドクルーザー250はプラドに代わって登場したモデルで、ボディサイズは全長約4.9メートル、全幅約2メートル、全高約2メートルで5人乗りと7人乗り。パワートレインや装備などで差別化されているが、300シリーズと大きさはあまり変わらない。
昨年のジャパンモビリティショー2025では、ランドクルーザーFJというモデルが発表されている。かつて販売されていたFJクルーザーの後継ともいえる雰囲気だが、FJクルーザーはリアドアが観音開きで小さく、ボディの大きさの割に実用性が低いことから販売が伸び悩んだ。ランドクルーザーFJではこのあたりを改善しているようだ。
ジャパンモビリティショー2025で展示されたランドクルーザーFJ(プロトタイプ)。コンパクトながらランクルらしい骨太な印象で、トヨタの他のSUVとは差別化されている。発売されれば、またも人気沸騰となりそうだ(筆者撮影)2026年中頃に投入される予定のランドクルーザーFJは、コンパクトな(ランクルの名が付くクルマとしては)ボディサイズとカジュアルなデザイン、250シリーズと比べても手頃な価格が予想される。発売されれば大人気になることは間違いなさそうだ。
ランドクルーザーが築いたブランドイメージを生かしながら、新たなユーザー層を開拓する意欲がみられる。トヨタはランドクルーザーについても、ブランドとしての展開を考えているのではないだろうか。
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