今の20代は、学生時代から「スキマバイト」が当たり前の環境で育った世代といえる。桜井氏によると、1時間でどれだけ効率よく稼ぐかという「タイパ志向」が染みついており、月給という概念で働いてきた30〜40代とは、仕事に対する見方が異なるという。
「何か行動するときには情報を調べて、短い時間でどれだけ効率よくパフォーマンスを出せるかという尺度で物事を見ている。ジョブ型雇用の流れも踏まえて、仕事をドライかつ冷静に見ている印象がある」(桜井氏)
一方で、この世代は初任給の引き上げやベースアップの恩恵を比較的受けている。実際、20代の転職理由を見ると「給与が低い・昇給が見込めない」が前回の1位から3位に後退した。
給与の絶対額への不満が薄れた一方で、自分の成果が処遇にどう結びついているかが見えづらいことに不満を抱く、いわば「頑張り損」「働き損」への不満の感度が高まったといえる。
実際に、dodaのキャリアアドバイザーのもとにも「評価が『S』でも『B』でも昇給額がほぼ同じで、やる気が出ない」「残業して成果を出しても、あまりがんばらない人とのボーナスの差が数万円だけだった」といった声が寄せられるという。
成果主義を掲げる企業に期待して入社したものの、実際は年功序列や横並びだったと感じる若手が、評価への不満を募らせている。
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