20代の不満が高まる背景には、企業側の構造的な問題もある。その一つが、「管理職によるフィードバックの機能不全」だ。
「ハラスメントを恐れて厳しいフィードバックができない管理職が増えている。以前なら『ここが足りない』と率直に伝えることで、評価の理由が本人にも伝わっていた。今は3つ褒めて、ようやく1つ指摘できるような状態だ」と、桜井氏は説明する。
褒められているのに評価が上がらない、という矛盾を感じる若手が多く、「なぜ評価されないのか分からない」という困惑につながっている。さらに、人によっては褒められること自体をプレッシャーに感じるケースもあり、フィードバック自体を控える管理職も少なくない。
桜井氏は「『評価されない』という言葉ではあるが、実態としては『評価が分からない』『伝えられていない』という側面も大きい」と説明する。
加えて、SNSネイティブ世代特有の事情もある。20代は小中学生のころからSNSを通じて、互いに承認し合う環境で育っており、仕事の成果に対しても「承認」を求める傾向が強い。この世代にとって、評価の不透明さは特にストレスになりやすいようだ。
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