掲げたキーワードは「ストレス溶解」。それを「やみつき」に言い換え、味わいを設計した。また飲みたくなる要素として、ある程度の糖分に加え、複雑な香りや五味(甘味、酸味、塩味、苦味、うま味)が必要だと考えたという。
「味の設計においては、『グミ』を参考にしています。近年、若年層の間ではガムよりもグミが主流になっていて、人気の味は『トロピカル』や『フルーツ』でした。それらをベースにしつつ、炭酸ならではの“爽快感”や“やみつき感”を出すために、スパイスなどキレのある香りを取り入れ、複雑さのある味わいに仕上げました」
発売後、SNSでの味わいに対する評価は賛否両論だった。「おいしい」「中毒性がある」「コーラより好きかも」といったポジティブな声が多くある一方で、「変な飲み物」「まずい」という声も見られた。さらに「お酒と混ぜる」「肉料理に使う」といったアレンジの投稿も増えている。こうした反応については、「想定外でした」と大槻氏。
「味覚については、事前に有糖炭酸ユーザーを集めて何度も調査しました。ブラインドでの調査でしたが、延べ約400人が試飲して8割以上の方が『おいしい』と評価してくれていましたし、自信を持って世に出した商品です。また、ゆくゆくはお酒の割り材に使っていただけたらと思っていましたが、想定よりかなり早く、そうした使われ方をされていて非常に良かったですね」
パッケージでは「色合い」を最も意識した。さまざまなデザインが並ぶ棚で認知を獲得するには、使われていない色、かつ“やみつき”や“欲望”といったキーワードと親和性の高い色がベストだと考え、「ブラック&マゼンタ」を選んだ。さらに、“背徳感”を表現する狙いで、印象的なフェイスアイコンを採用。パッと見て、世界観が伝わるようなデザインとした。
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