ヴォーズらの研究によれば、整頓された環境にいる人は、伝統や慣習に倣ならいがちで、勉強や日ごろ行っている作業に集中できる一方で、散らかっている環境にいる人は、それらから解き放たれるとしています。
つまり、日常業務的な仕事をするのであれば、整頓されているデスクのほうが好ましいですが、発想力を求められるような仕事においては、デスクの周辺にさまざまなものが置かれているほうがアイデアが浮かびやすいことが示唆されたのです。
極端な例かもしれませんが、理論物理学者として知られる天才アルバート・アインシュタインの机は、つねに書類やノートが散乱していたと言われています。
また、絵画や彫刻などのアートだけでなく舞台芸術や詩人など幅広く制作活動をしていたパブロ・ピカソのアトリエも、ひどく散らかっていたことで有名です。
アイデアが求められるような仕事をするときは、煩雑な場所で仕事をすると、思わぬ成果を上げられるかもしれません。環境によってクリエイティビティは変えられるのです。
言語学者(法言語学、心理言語学)。明治大学教授。1999年、シカゴ大学言語学部博士課程修了(Ph.D. in Linguistics、言語学博士)。2000年、立命館大学法学部助教授。2005年、ヨーク大学オズグッドホール・ロースクール修士課程修了、2008年同博士課程単位取得退学。2008年、明治大学法学部准教授。2010年、明治大学法学部教授。司法分野におけるコミュニケーションに関して、社会言語学、心理言語学、脳科学などのさまざまな学術分野の知見を融合した多角的な研究を国内外で展開している。また、研究以外の活動も積極的に行っており、企業の顧問や芸能事務所の監修、ワイドショーのレギュラー・コメンテーターなども務める。著書に『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』(クロスメディア・パブリッシング・共著)、『科学的に元気になる方法集めました』(文響社)、『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』(サンクチュアリ出版)、『図解ストレス解消大全』(SBクリエイティブ)など多数。
7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
やっぱり、すぐ辞める新人は世の中をナメているのか 「倍速退社」の背景にある企業の病
IT人材は東京のどこに住んでいる? 首都圏の“知られざるテックエリア”を地図で見る
「辞めたけど良い会社」 ランキング ワースト30社の特徴は?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング