だが、これは非常に難しい。「円安」がここまで進んでしまったことで、外国人旅行者と比べ、日本人旅行者の購買力は相対的に低下している。観光客の間で「内外格差」が広がってしまったのだ。
うそだと思うなら、東京の浅草や豊洲で、外国人旅行者が食べているランチの料金を見てみるといい。「サイゼリヤ、うまくて安くて最高!」と喜ぶ消費者でも、財布を開くのをちゅうちょするような価格帯の商品も少なくない。
それを裏付けるデータもある。JTBが今年1月に発表した2026年の「旅行動向見通し」によれば、日本人の国内旅行者数は2.2%減と、2025年を割り込む予想となっている。その背景として挙げられたのが「経済的理由」だ。国内旅行をしない理由については「家計に余裕がないから」(33.5%)、「旅行費用が高いから」(29.6%)などを挙げる人が多かった。
とはいえ、物価高に苦しむ人々もたまには観光やレジャーを楽しみたい。そこで多くの日本人が選択するのが「節約」だ。
日本では、諸外国と比べて賃金の伸びが鈍いので、多くの日本人の収入は以前とそれほど変わっていない。しかし、物価はどんどん上昇しているので、何かを節約しながら旅行を楽しむスタイルが広がっている。
そこで注目されるのが、宿泊費を抑えるために、高級ホテルではなくビジネスホテルに泊まり、その分をおいしい食事や観光の費用に回すという「ビジネスホテル観光」である。
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