「二子玉川ライズ S.C.」が3年連続で最高売上 玉川高島屋との競争で、何を変えたのか(5/6 ページ)

» 2026年06月13日 07時00分 公開
[小林香織ITmedia]

イベントは年間約200件

 敷地内に複数ある「イベントスペース」も、集客に貢献している。

駅を出るとすぐに、全天候型の吹き抜け空間「ガレリア」がある(筆者撮影)

 二子玉川駅の東口を出ると、すぐに屋根のある全天候型の吹き抜け空間「ガレリア」が広がる。こうした使いやすい広場があることに加え、都心と郊外のちょうど間という立地も「日常的に商品やサービスを使ってもらえる層にリーチしやすい」として、企業から人気が高いのだという。

 ガレリア、中央広場、ルーフガーデンなどの共用空間やスタジオ&ホールを活用して、年間で約200件のイベントを開催。そのうち半分は外部が主催となる。

 「外部イベントで最も多いのは、『クルマ』関連です。このエリアを訪れる方はクルマへの意識が高い傾向があるためだと思います。ガレリアを使ったイベントでは、『にぎやかし』のコンテンツを入れる、できるだけしつらえを上質にするなどをお願いしていて、一般のお客さまが楽しめるように配慮しています」

自主企画も多数開催。写真は2025年の「ハロウィンパーティー」の様子(東急モールズデベロップメント提供、以下同)
冬には「イルミネーション」が集客に貢献した

 自社主催のイベントでは、春から夏にかけて開催する「ビアテラス」や冬季の「スケートリンク」、子どもも大人も楽しめる体験型の「太陽と星空のサーカス」に「ハロウィンパーティー」、高さ約9メートルのツリーを設置した「イルミネーション」など、季節や大型連休を意識して企画。2025年度の大型イベントは、いずれも集客が伸びたという。

 「館内のイベントも含めると、週末は何かしらのイベントを実施している状況です。コロナ禍ではイベント数が減ったのですが、今はコロナ禍前の水準に戻っています。イベントをきっかけに来店して、そのまま買い物も楽しむ流れがうまく生まれ、売上増につながっていると思います」

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