AIに対する罪悪感や気疲れは、仕事の質と速度をどう下げるのか。大きく3つの問題が起きる。
それでは、一つずつ解説していこう。
AIへの気づかいから「これぐらいでいいか」と早めに切り上げてしまう。M部長は14回のやり直しを経て納得できる企画書を作った。しかし気疲れを感じている人は、5回も達しないうちに手を止めるのだ。これでは当然、完成度は上がらない。
AIの活用においては、やり直しの回数は「否定」ではなく「磨き上げ」のプロセスだ。回数を重ねるほど、アウトプットは精度を増す。罪悪感がその回数を無意識に制限してしまうのはよくない。
「こんな細かいことを頼んでいいのか」
「また修正させるのは悪い」
このように感じると、指示があいまいになったり、要望を全部伝えないままにしてしまったりする。指示の質が下がれば、アウトプットの質も下がるのは当然だ。
AIに対してはっきりした指示を出せる人ほど、良い結果を引き出せる。遠慮は百害あって一利なしと捉えよう。
「ここまでやってもらったんだから、もういいか」と、本来の基準に達していないのに終わりにしてしまう。
「対人間」と同じで、知らぬ間に「落としどころ」を探ってしまうのだ。
相手が人間ならば「ここまで頑張ってくれた」という情が湧くこともある。AIに対しても同じで、「やり直し」を命じることに罪悪感を持つ人は、AIに対しても同じ心理で妥協してしまうだろう。
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