今回、東京都世田谷区、福岡市博多区、秋田県、羽田空港の一部商品について店舗価格を比較しました。その結果、興味深い事実が見えてきました。
次のグラフの通り、マクドナルドでは一律の価格設定をしていません。
例えば、東京都と福岡県では主要商品の価格差がほぼないものの、秋田県ではハンバーガーや一部朝商品を含め、東京都より低価格でした。反対に羽田空港店では、ハンバーガーが230円、ダブルチーズバーガーが580円など高い設定になっています。調査した商品の平均価格では、羽田空港店は秋田県内店舗より約24%高い結果でした。
興味深いのは、東京都と福岡県では価格差がなく、秋田県と羽田空港だけが大きく異なる点です。つまりマクドナルドは単純な都道府県単位ではなく「商圏」「利便性」「顧客属性」などを踏まえて価格を設計していると考えられます。
ここまで触れた商品と価格だけでなく、チャネル戦略も重要です。現在のマクドナルドは、ドライブスルーとモバイルオーダー、デリバリーに加えて近年はセルフオーダー端末を積極的に展開しています。
これらは単なる利便性向上策ではありません。店舗当たりの売り上げ上限を引き上げる施策です。同じ店舗面積でも売り上げのポテンシャルを高められるため、店舗数を増やさなくても増収を見込めるのです。
店舗数の増加率を大きく上回る売上成長を実現している背景には、このチャネル戦略が存在しています。
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