イオンの新業態「フードスタイル」は何を変えたのか 客数・売上が1.5倍に伸びた理由(3/6 ページ)

» 2026年07月04日 07時00分 公開
[小林香織ITmedia]

“魚丸ごと”や魚屋が握る「寿司」も

 この日は、目玉となる「生かつお」のほか、「真いわし」「にしん」「真あじ」「真だい」などを丸ごと陳列。刺身や三枚おろし、エラやワタ取りなどの基本調理は、無料で提供される。

魚が丸ごと1匹で売られていた(筆者撮影、以下同)

 「最近は、大きなスーパーでも魚を丸ごと売るところは少ないため、家族連れに特に喜ばれています。都心のスーパーこそ、こうした商品が大切かもしれません」

寿司はネタをやや大きめにしている
小ぶりで買いやすい海鮮丼も用意

 鮮魚部門も重点エリアの一つ。以前は魚の総菜を総菜部門でつくっていたが、現在は鮮魚担当が調理を担当している。これにより、これまで扱いにくかった部位も商品化できるようになり、品ぞろえの幅が広がったという。

 鮮魚は、豊洲市場のバイヤーが仕入れを担当しているとのこと。この日の総菜エリアでは、スーパーではあまり見かけない「生しらす」や「まぐろの頭肉の照り焼き」も販売されていた。

 「実は、水産は以前の約2倍売れています。寿司や海鮮丼、弁当などの総菜は特に売れ行きがいい。海鮮丼はランチ時に選ばれやすく、弁当や調理済みの魚は30〜40代の方に大変好評です」

 さらに店内を見ていると、ところどころに赤や青の「ポップ」が目に入った。これは、お買い得の“度合い”を表す目印で、4つに分類して基準を統一したのだという。

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