ITmedia デジタル戦略EXPO 2026 夏では、各分野の第一人者や企業の現場でビジネス変革に取り組むリーダーの声を通じて、経営×IT×現場のコラボレーションで全社変革を進めるヒントをお届けします。
AIを活用したデジタル戦略が必須となる中、ダイハツ工業や旭化成、NOT A HOTELなどビジネス変革に取り組む企業の「当事者の声」を通じて、現場のリアルな課題解決方法を探ります。視聴登録はこちらから。
耳をふさがない「集音器」市場が、にわかに盛り上がっている。集音器とは、周囲の音を大きく聞こえるようにするオーディオ機器だ。管理医療機器の「補聴器」とは異なり、集音器は第三者認証機関による認証が必要ない。
WHOでは「2050年までに世界の4人に1人(約25億人)が何らかの難聴を抱える」と警鐘を鳴らす。そんななか、大手企業もこの市場に参入し始めた。
音響技術に強みを持つNTTソノリティ(東京都新宿区)では、“聞こえ”の課題に着目した新ブランド「cocoe(ココエ)」から、オープンイヤー型集音器「cocoe Ear(ココエイヤー)」(3種、いずれも3万9600円)を発売。
2025年12月に実施したクラウドファンディングでは、支援総額が2億5000万円を超えた。6月18日からは、ドコモショップや家電量販店、自社ECストアなどでの一般発売を開始した。
カシオ計算機(以下、カシオ)でも、電子楽器などで培った音のデジタル制御技術を活用し、“聞こえ”の悩みを解決する新ブランド 「earU(イアユー)」を始動。5月28日に、耳をふさがないカフ型形状のヒアリングアシストイヤフォン「ER-100」(3種、各4万9940円、ECサイト価格)を家電量販店や自社ECストアなどで発売したところ、好調に推移しているという。
テレビの音を聞きやすくする「ミライスピーカー」を40万台以上販売したミライスピーカー(東京都中央区)も、集音器市場に参入。新製品の聞こえ調整機能付きイヤカフ型集音器「ミライスピーカー・イヤー(MIRAI SPEAKER Ear)」(2種、各3万9600円、アプリでの調整機能がない「ライト」は各2万9700円)は、実施中のクラウドファンディングで約4億5000万円を集めている(2026年7月中旬時点)。
欧米と比較して補聴器が浸透していない日本で、なぜオープンイヤーの集音器が売れているのか。NTTソノリティ、カシオ計算機、ミライスピーカーの3社に、「新市場の盛り上がり」を取材した。
音楽のヤマハが「あえて聞こえにくくする」謎音声 オフィスや病院で導入進む、逆転の発想
なぜファミマの「1998円腕時計」は完売したのか “ちょうどいい一本”がササった理由
衰退するシャープは「日本そのもの」か “世界の亀山モデル”が失敗パターンにハマった理由
なぜ、1000円超の分度器が人気なのか 測定メーカーがこだわった「4つのポイント」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング