多くの人を引きつける目的地である一方、上野駅周辺は、大企業の本社が集まる大規模なオフィス街ではない。
上野駅のある台東区には2万9560の事業所があり、従業者数は24万1112人。1事業所あたりの従業者数は約8.2人となる。23区平均の12.9人、東京駅のある千代田区の25.0人と比べても、小規模な事業所が多い地域であることが分かる。
つまり上野は、東京駅周辺のような大規模な企業の集積地ではなく、文化施設や観光地、商店、中小規模の事業所が混在する街として発展してきたのである。
時代に応じて玄関口としての役割を変えながら、目的地としての魅力も併せ持ってきたこと。それこそが上野の特徴であり、アイデンティティーなのかもしれない。
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