念願かなって地元で開業したカフェは、RyucrewさんがこれまでYouTubeで発信してきた世界観を実際に体験できる場所にした。バンクーバーでの暮らしを感じられる緑豊かな内装や、カナダ在住のCAとして動画で紹介してきたカナダ生まれのティーラテ「ロンドンフォグ」、シナモンロールといったメニューを提供している。
実際にカフェを始めてみると、想像以上に難しいことも多かった。オープン直後は身内だけで店を回せると考えていたが、実際には朝から夜まで働き詰めの日々が続いた。自身の働き方のバランスや、手伝ってくれる家族や友人への負担のかけ方など、今も試行錯誤を続けている。
それでも、「このタイミングで休職して挑戦する決意をして良かった」と感じている。
友人や家族と一緒に、人が交流できる新しい場をつくれたこと。また、収支管理や店舗運営、マネジメントなど、これまで経験のなかった業務に挑戦でき、新たなスキルを身に付けられていることも大きな収穫だという。そして何より、自分の手で新たなキャリアの軸を築けた満足感も大きい。
開業を決めた直後には中東情勢が悪化し、資材価格の高騰や工期の遅れが懸念されるようになった。「決断があと1カ月遅れていたら、このタイミングでの開業は難しかったかもしれない」と振り返る。
「休職」という選択肢があったことで、新たな挑戦に対する心理的なハードルも下がり、状況が変化する前に一歩を踏み出せたことが、結果として今回の開業につながっている。「会社を辞めることなく挑戦できる選択肢があったからこそ、決断しやすかった。こうした選択肢を用意してくれている会社には感謝している」と話す。
自身と同じように、この仕組みがあることで新しい挑戦に踏み出せている同僚もおり、会社への信頼や愛着を深めることにもつながっていると考えているという。
今後しばらくは、会社を休職しながら、カフェの営業に専念するつもりだ。
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