日産は、ジャパンモビリティショー2025でエルグランドなどの新型車を披露しただけでなく、海外で販売している高級SUVのパトロールを、サファリの名とともに日本市場に復活させる計画を明らかにした(すでに生産しているモデルを2027年に投入、というスピード感のなさにはがっかりしたが……)。
三菱もパジェロを復活させることを明言し、オーナーズイベントで一部のオーナーに試作車を見せて感想を募った。
セダンは空間効率の低さによって淘汰(とうた)され、SUVがそのポジションに収まったことは明らかだ。そして最近、高級SUVの需要が高まっている。
ということは、ランクルの上位モデル、もしくはランクル300シリーズの後継モデルが登場すれば、それに飛び付く人が増えそうだ。レクサスLXではなく、ランクルで高級感と野性味を併せ持つモデルが導入されれば、爆発的な人気になるのではないだろうか。
パジェロやサファリも一定の人気を得るだろうが、ランクル人気を押し上げる材料となってしまう可能性もある。
以前のオフローダーブームは、ディーゼル人気やアウトドアブームの影響も大きかった。SUVが幅広い年齢層に浸透した今では、SUVよりも本格的な4WD(クロスカントリー車とも呼ばれる)が、憧れの存在として君臨している。
気候変動の影響もあり、自然災害が増えている今、災害時にも頼れるイメージのオフローダーが再び注目されれば、その影響も大きくなりそうだ。
芝浦工業大学機械工学部卒。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。これまで自動車雑誌数誌でメインライターを務め、テスターとして公道やサーキットでの試乗、レース参戦を経験。現在は自動車情報サイトEFFECT(https://effectcars.com)、クラシックミニ専門サイト(https://classicmini.jp)を主宰するほか、ベストカーWeb、Yahoo!ニュース、ITmedia ビジネスオンラインなどに寄稿中。著書に「エコカー技術の最前線」(SBクリエイティブ社刊)、「メカニズム基礎講座パワートレーン編」(日経BP社刊)などがある。近著は「きちんと知りたい! 電気自動車用パワーユニットの必須知識」(日刊工業新聞社刊)、「ロードバイクの素材と構造の進化」(グランプリ出版刊)。
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