The Clockは、アルミニウムのブロックからボディーを削り出し、表面に質感を加えるテクスチャーブラストや、表面を保護するアルマイト処理など複数の工程を重ねている。7.5センチほどの小さなボディーに200以上のパーツを組み込み、75個のLEDで均一な発光を実現する。
原口氏によると、開発ではボディーの形状や質感をミリ単位で詰め、接合部分がどこなのか分からないほど、一体感のある仕上がりを目指した。
特に難しかったのが、文字盤の「光」だという。単にLEDを光らせるのではなく、夜に美しく光って見えるよう、見えない部分までつくり込んだ。
音にも工夫がある。小型ボディーの中に低い音を担当するウーファーと、高い音を担当するツイーターを配置し、低音、中音、高音を異なる方向から響かせる。例えば、雷の低音は背面から遠くで鳴っているように感じさせ、雨音などの中音域は横方向から、高音域は前方から聞こえるよう設計したという。
「音を鳴らす」のではなく、「空間をつくる」という発想だ。バルミューダの公式Webサイトでも、The Clockの音響構造について「音を使って『空間』をつくり出すこと」を目指したと説明している。
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