The Clockを考える上で興味深いのが、「スマホで代替できる機能」があえて多数入っていることだ。目覚ましも、タイマーも、環境音もスマホでできる。
それでもThe Clockを買う理由は、機能そのものではなく、「スマホを触らずに、それを使えること」にある。
実際、購入者からは「スマホを寝室に持ち込まなくなった」「音を聞いてリラックスするようになった」といった声が寄せられているという。つまり、スマホでできることを、あえて端末から切り離した。
これは、スマホなどから意識的に距離を置きたいという、現在の「デジタルデトックス」ニーズとも重なる。The Clockを購入した人は、想定通り40〜50代が中心で、男性が6〜7割。モノやデザイン、ガジェットに関心の高い層が初期購入者になった。
一方、想定外だったのがインバウンド需要だ。実店舗では購入者の6〜7割が訪日外国人だったという。
韓国では発売後24時間で100台が売れ、米国でも先行発売分が数日で完売。ホテルからの引き合いもあったという。
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