具体的な数値は非公表だが、オリエリ単体の年間販売数は、2023年に対して2026年は約10倍に達する見込みだ。2023年は春夏のみ展開し、2026年は年間を通して販売するなど、期間に違いはあれどビジネスカジュアル需要を捉えていることがうかがえる。
「細かいニーズをくみ取った改善の積み重ねが大きな売り上げにつながっている」と平野氏は語る。
デサントでは、2022年秋冬シーズンからアウトレットなどを除いて、原則として値引きに頼らずブランド価値を訴求する戦略に転換しており、オリエリも発売後は値下げを一度もしていない。値下げをせずに売れ続けている背景には、機能面での裏付けがある。
オリエリは洗濯を繰り返しても襟の形がへたりにくく、カーブを保ち続ける点を独自の強みとして打ち出している。襟のカーブを長く保てる価値が、1万7600円という価格への納得感につながっている面があるといえる。
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