半導体の技術から「おしぼり」? 2200円でも売れる“顔サウナ”の意外な発想(1/6 ページ)

» 2026年09月14日 07時00分 公開
[濱川太一ITmedia]

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 居酒屋などで温かいおしぼりを出されると、思わず顔を拭いてしまう。心当たりのある人は、きっと筆者だけではないはず……。「おじさんくさい」「マナー違反」などと散々に言われるが、気持ちよくてやめられない。

 癒しをもたらしてくれるおしぼりだが、思い返すと利用シーンは、せいぜい飲食店か理髪店くらい。

アイオンが開発した「テックオシボリ」。半導体向け吸水素材メーカーがなぜ“おしぼり”を開発したのか?(kenma提供、以下同)

 日常使いにすれば受けるのではないか? そんな背景から生まれたのが、半導体向け吸水・洗浄事業を手掛けるアイオン(大阪市)が開発した、持ち運び型で繰り返し使える「テックオシボリ」だ。

 吸水性の高さと肌触りの良さを武器に、“顔サウナ”と打ち出して2026年5月から販売したところ、2200円という高価格帯ながらも「想定の倍の売れ行き」(同社)を見せているという。

 半導体とおしぼり。簡単には結びつかない両者から、ユニークな商品が生まれるまでにどんな経緯があったのだろうか。

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