大企業と中小企業では、給与水準も働き方も大きく違う。そのため、以前と同じ会社規模、同じ役職、同じ年収をそのまま次の会社にも求めることが、現実的ではないケースもある。
もちろん、これまで積み上げてきた経験や実績には価値がある。ただ、市場が対価を払うのは、過去にどれだけ大きな会社で働いていたかではない。
これから、その会社でどのような価値を生み出せるかである。だからこそ、「今の年収を守る」という発想だけにしばられないほうがいい。まずは動けるうちに動き、正社員という形だけにこだわらず、自分の実力を示せる場所を見つける。
そこで成果を出し、条件を上げていく。一見すると遠回りに見えるかもしれない。
しかし50代以降のキャリアでは、最初から理想の条件を取りにいくよりも、まず企業との接点をつくり、価値を証明してから条件を上げていくほうが、結果として選択肢を広げられるケースは多い。
「年収が上がる転職か、下がる転職か」。その問いだけで次のキャリアを考えるのではなく、「これから自分は、どこでどのような価値を生み出せるのか」。
50代以降の転職では、まずそこから考えてみる必要があるのではないだろうか。
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