9割の会社が人事評価制度で失敗する理由

多くの企業が目標管理制度（MBO）に基づく人事評価を取り入れていますが、実際には満足のいく運用ができているという声を聞くことはあまりありません。なぜ、そのような状態に陥るのでしょうか。

人事評価制度を構築・見直すときに、外部の専門家（コンサルタントなど）に相談するケースがあります。高い費用、多くの時間をかけたのに失敗するケースも少なくありません。どんな専門家を選ぶべきなのでしょうか。

シッカリとしたビジョンの下に構築された、精緻な人事評価制度であれば必ず成功するわけではなく、逆にビジョン自体はザックリとしていて、アナログな人事評価制度のほうが上手くいく場合があります。その理由は……？

「テレワークが増え、社員の仕事ぶりが見えにくいので、HRテックを用いたジョブ型人事評価を取り入れたが、運用がうまくいかなかった」。筆者のもとに、企業経営者からこんな相談が寄せられました。失敗の真の理由は……？

テレワーク全盛の昨今、人事評価制度の運用はさらに難しくなっています。人事評価制度で失敗する企業には共通する特徴がある、というのが筆者の見解です。本連載では、失敗理由を大きく5つに分けて各回で紹介します。