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Go To Eatでワタミは10月の予約人数が前月比6倍に 売上は前年比65%まで回復東京都で食事券の販売始まる(3/3 ページ)

「Go To Eat」キャンペーンで、「一定のプラス効果があった」と話すのが、外食チェーン大手のワタミだ。10月はネット予約の人数が前月比で6倍に増加し、既存店の売上も前年比65%と、緊急事態宣言以降で最も回復したという。

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外食産業が注目されることへの期待

 ワタミでは7月から営業を再開するにあたって、感染予防策の強化も図った。それが外食産業では初めてとなるオゾンによる店内消毒の実施。首都圏の店舗で毎月1回高濃度のオゾンで店舗を消毒し、その効果を確認するため、手が触れると考えられる複数の場所から検体を採取してPCR検査を実施している。

 感染予防のための取り組みもしているものの、なかなか1社の取り組みが広く知られることはない。一方で、Go To Eatキャンペーンは、多くの人から外食産業が注目されるという点で、プラスの効果があるのではないかと、同社は期待する。

 「外食の販促についての施策が、新聞の一面やテレビニュースのトップで扱われることはこれまでありませんでした。そう考えると、Go To Eatの取り組みは、多くの方がご存じだと思います。

 コロナ対策にも取り組んでおりますが、Go To Eatが注目されたことで、外食のきっかけになる意味で期待感は大きいですね」

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Go To Eatでは「10月1日〜7日は前週(9月24日〜30日)と比較するとネット予約件数は354.8%、ネット予約人数は285.6%だった」という(以下、ワタミ提供資料)

著者プロフィール

田中圭太郎(たなか けいたろう)

1973年生まれ。早稲田大学第一文学部東洋哲学専修卒。大分放送を経て2016年4月からフリーランス。雑誌・webで警察不祥事、労働問題、教育、政治、経済、パラリンピックなど幅広いテーマで執筆。「スポーツ報知大相撲ジャーナル」で相撲記事も担当。Webサイトはhttp://tanakakeitaro.link/。著書に『パラリンピックと日本 知られざる60年史』(集英社)


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