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「離婚したくなる亭主の仕事」を調査  年収とテレワークがポイント(2/2 ページ)

20〜49歳の既婚者女性600人に「離婚したくなる亭主の仕事」について調査。結果、10人に1人は「夫の仕事が原因で離婚したい」と考えていることが明らかとなった。

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テレワークと不満の関係性は?

 夫の年収別の不満理由をみると「給料が低い」は、夫の収入300万円未満で9割以上の回答率で、非常に強い不満であることが表れている。しかし年収600万円を境に給料に対する不満の割合が半数以下となり、年収1000万円以上では0%となっていることから、年収600万円と1000万円というラインが不満解消の一つの目安といえる。

 一方で不満理由のうち「残業が多い」は、1500万円以上を除く全ての年収層で上位に選ばれていて、年収にかかわらず妻は夫の残業の多さに不満を持っていることが分かる。

 また、昨今の社会情勢下において急速に進むテレワークについて「テレワークが少ない/実施していない」「テレワークが多い」という不満理由について「不満」「転職希望」「離婚意識」との相関性をみると、「テレワークが少ない/実施していない」においては「不満がある」(7.8%)、「転職してほしい」(6.3%)、「離婚したい」(4.3%)の順となった。


不満理由(年収別)

 一方、「テレワークが多い」については「離婚したい」(7.2%)、「転職してほしい」(3.1%)、「不満がある」(2.7%)の順となり、「夫の仕事が原因で離婚したい」と考えている妻にとって「テレワークが少ない」ことよりも、テレワークによって夫が家にいることに不満を持っていることが分かった。

 緊急事態宣言発令は企業にとって、業績が悪化しやすい厳しい事業環境を生み出している。一方で従業員や家族にとって魅力的な勤務先にするために、社内ルールの見直しや働き方の工夫など環境整備により一層取り組むことが必要だ。


不満理由(年代別)
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