転職後、「だまされた!」と感じた理由 3位「事業内容」、2位「社風」 1位は?:約4割がだまされた経験あり(1/2 ページ)
Job総研が「2022年 転職の失敗に関する調査」の結果を発表した。その結果、約4割が「転職で、だまされたと感じたことがある」と答えた。その理由とは?
Job総研は「2022年 転職の失敗に関する調査」の結果を発表した。38.8%の人が「転職でだまされたと感じたことがある」と回答した。
転職でだまされたと感じた相手について尋ねると、最も多いのは「面接官」(51.6%)だった。次いで「求人」(48.4%)、「転職エージェント」(38.7%)という結果に。同社は「面接官は、入社してほしいという気持ちがある。そのため、約束できる可能性が低い条件を提示してしまうことが発生しているのかもしれない」と分析している。
転職でだまされた内容については、「給料」(33.3%)が最も多い結果となり、2位は「社風」(31.2%)、3位は「事業内容」(24.7%)となった。
1位の「給料」とした人からは「面接時、部長昇格後に転職前の年収まで戻すという約束で入社したが、部長になったときには面接官が転職してしまっており、約束が果たされなかった」(40代/男性)、「求人広告の給料より、低い給与で雇用された」(40代/女性)などのコメントが寄せられた。
2位の「社風」とした人からは「BPRを進めて働きやすい環境を整備していると聞いたが、紙、Excel、ハンコの昭和業務であきれた」(40代/男性)、「質問しやすいと言っておきながら、ちゃんとした研修がなかった」(20代/男性)などの意見が集まった。また、3位の「事業内容」では「飲食業の経理として採用されたにもかかわらず、実際の業務は飲食業でもなければ経理でもなく、詐欺行為に近いもの(脱税指南)だった」(40代/女性)などのコメントも見られた。
4位以降は「ボーナス」(17.2%)、「経営状態」(11.8%)などがランクインした。
転職後のギャップが原因で退職した経験については、過半数以上が「ある」(61.3%)と回答した。ギャップが解決できない状況が続いてしまうと離職につながりやすくなることが分かった。また、同社は「企業側の情報提供の不十分さも起因している」と分析をしている。
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