日産、クロスオーバーSUV「デュアリス」発表+D Style News

» 2007年05月23日 17時00分 公開
[西坂真人,ITmedia]

 日産自動車は5月23日、ハッチバックとSUVを融合(クロスオーバー)した新型ミドルサイズ クロスオーバー車「デュアリス(DUALIS)」を発表、同日から全国で販売を開始した。価格は、「20S」(2WD)が195万3000円、「20G」(2WD)が222万750円、「20S FOUR」(4WD)が216万3000円、「20G FOUR」(4WD)が243万750円。

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 欧州名「キャッシュカイ」として今年2月からヨーロッパで発売されていた注目のクロスオーバーSUV。昨年12月には、同社の新デザインセンター公開の目玉として、報道陣にお披露目されていた(特集:日産自動車 新デザインセンターを見てきたを参照)。

 「スマート&コンパクトクルーザー」をコンセプトに、ヨーロッパの拠点を中心に開発。軽快かつコンパクトな上半身と、SUVらしいダイナミックさと安心感をもつ下半身を融合させた個性的なエクステリアがデザイン面での特徴だ。車両サイズは、全長4310ミリ/全幅1780ミリ/全高1610ミリとSUVとしてはコンパクト。日産車では初めて、ボディデザインに空力のCFD(Computational Fluid Dynamics:計算流体力学)解析を導入し、Cd値0.35を達成した。

 「ハッチバックとSUVのクロスオーバー化で、コンパクトハッチバックの取り回しが良さと、SUVとして充分な室内空間による居住性の高さとを両立。欧州市場をターゲットにすることで走りの基本性能を高め、キビキビかつ安定した操舵性を実現した」(同社)

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 新開発のフロントストラット/リヤマルチリンクサスペンションを採用し、優れたハンドリング性能と快適な乗り心地を両立。 また、ハイスピードダンピングコントロールショックアブソーバーや、車速感応式電動パワーステアリング、電動パワーアシストなど充実の装備を誇る。

 全車に新開発のエクストロニックCVT-M6(6速マニュアルモード付無段変速機)を採用。新採用のASC(アダプティブシフトコントロール)機能によって、ドライバーの運転スタイルや走行環境に応じて、動力性能と燃費とが最適になるように変速タイミングを調整するという。パワートレインは、低中速トルクを向上させたMR20DEエンジンを搭載。4WDシステムは「エクストレイル」で採用されているオールモード4×4システムを採用した。

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 発表会では、スタイリッシュな外観の「デュアリス」にふさわしいゲストとして、モデルの押切もえさんが登場。トークショーや、デュアリスPRプロジェクト「パワード・スーツ デュアリス」の発表セレモニーなどを行った。押切もえさんのトークショー詳細記事はこちらをクリック

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