トヨタ自動車は、1月11日に開幕した2009年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)に、ハイブリッド車「プリウス」の新型を出展した。5月中旬より日本での販売を開始し、順次、世界各地での販売を予定する。
システム全体の90%以上を新開発した1.8リッターガソリンエンジンにモーターとリダクションギヤを組み合わせたハイブリッドシステム「THS II(TOYOTA Hybrid System II)」を搭載。0.3リッターの排気量アップに伴い、エンジンは最高出力73kW(98hp)と従来モデルの56kWより高出力化された。また、モーターも最高出力60kW(80hp)と、出力が10kWアップしている。
CD値0.25の優れた空力性能やランプ類のLED化による消費電力の低減など、エネルギー効率の向上と相まって、世界最高レベルの燃費性能と2.4リッター車並みの動力性能を実現したとしている。燃費は50mpg(1ガロンあたり50マイル)をターゲットとしており、従来モデルの46mpg(米国仕様カタログ値)を上回る。
ルーフに搭載したソーラーパネルによって得られた電力で室内換気を行う「ソーラーベンチレーションシステム」を採用したほか、スマートキーのスイッチにより車外からエアコンが作動できる「リモートエアコンシステム」も備えた。コックピットには、指の触れた場所をセンターメーターに表示する「タッチトレーサーディスプレイ」を採用し、視認性・操作性を高めている。
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