写真で見る「α55」
半透明(トランスルーセント)ミラー搭載というユニークな機構を持つ、ソニーのデジタルカメラ「α55」。内部構造については発表会に展示されたカットモデルを紹介したので(→瞬間を逃さないカメラ――「α55」「α33」詳報)、本稿では外装についてじっくり見てみよう。
α55は一見すると、一般的なペンタミラーを搭載したデジタル一眼レフカメラとさほどかわらない外観だ。ただし、注意してみると既存モデル「α550」などに比べて、かなりボディの小型化が行われていることが分かる。
α55のボディサイズは124.4(幅)×92(高さ)×84.7(奥行き)ミリ、約441グラム(本体のみ)で、同じくAマウントと3型背面液晶を搭載したα550(137×104×84ミリ、約599グラム)に比べると数値上の差は小さく感じるが、実際に手にしてみると思いのほかコンパクト。バッテリーグリップの握りはやや浅めで、手の大きな男性では手に余る印象すら受けるかもしれない。
ボタン類の配置は既存のαシリーズ製品をほぼ踏襲しており、左肩にモードダイヤルとメニューボタン、上面右側にはEVF/背面液晶切り替えボタン、Dレンジオプティマイザーボタン、動画ボタンなどが配置されている。動画ボタンが独立して設けられているあたりは、2010年のデジタル一眼といったところだ。なお、EVFの下部にはアイスタートセンサーが設けられており、接眼すると自動的にEVFを有効とすることもできる。
目をひくのは3型/92万画素のバリアングル液晶だ。下部にヒンジが設けられており、背面に対して180度、液晶が前面を向いた状態から左に270度稼働する。α550やα380などもバリアングル液晶を搭載していたが上下チルトのみとなっており、「縦位置撮影でもバリアングル液晶を利用したい」というリクエストに応えての実装だという。
レンズマントはAマウントで、ボディ内手ブレ補正機構も搭載する。機構上、最大の特徴は半透過型ミラーを採用した「Translucent Mirror Technology」だが、レンズを外しても45度の角度がつけられたミラーが見えるだけで、半透過であるかは判別できない。撮影に際してミラーアップが必要ない構造であり、レンズを外した状態でシャッターボタンを押してもエラーメッセージが表示される。
ファインダーは電子式で、サイズは0.46型有効115.2万画素相当と高精細。視野率は100%。倍率は1.10倍、視野角は29.3度(3:2時)だ。電子式のメリットを生かし、マイクロフォーサーズ機のEVFなどと同様に、デジタル水準器のオーバーレイ表示やピント拡大表示、露出やホワイトバランスの撮影前確認なども行える。
作例を交えた実機レビューについては後日お届けする。
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