自分用としてはもちろん、プレゼント用としての需要も高いデジカメ関連製品がデジタルフォトフレーム。そこで、GfK Japan調べによる本年度の販売ランキングをまとめた。なお、本ランキングの集計期間は今年3月29日より12月19日で、携帯電話各キャリアが用意する通信モジュール内蔵タイプは集計外としている。
デジタルフォトフレームという製品は基本的に写真を液晶に表示するという単機能製品であるため、画面サイズやブランドを問わなければ相当に安価な製品も出回っている。しかし、ランキングに並ぶのは有名メーカー製であり、かつ、「7型液晶を搭載して1万円〜1万5000円程度」という共通項を有している。
1位のソニー「DPF-D75」は7型(800×480ピクセル)の液晶パネルを搭載しながら実売価格は1万円前後。2位の「DPF-X75」は同じく7型(800×480ピクセル)の液晶パネルを搭載しており、実売価格は1万5000円前後。両モデルの大きな違いは液晶のグレード(X75は「TruBlack液晶」)と、内蔵するメモリ容量でD75は256Mバイト、X75は2Gバイトのメモリを搭載する(→「TruBlack液晶」搭載モデルなど、デジタルフォトフレーム“S-Frame”新製品)。
ただ、メモリ容量については、最近では大容量メモリカードの低価格化が進んでおり、デジタルフォトフレーム本体の内蔵メモリは低く抑え、大容量カードをセットして使うというのも現実的な運用方法と購入者には判断されているのかもしれない。
前述したよう、デジタルフォトフレームは基本的に単機能製品として市場で認知されており、動画再生などの付加機能を充実させた製品はその分だけ価格も上昇しがちのため、ランクインしにくい傾向にある。ランキングトップ10に5機種を送り込んでいるソニーは「DPF-XR100」「DPF-XR80」などフルハイビジョン撮影した動画の再生が可能な高機能タイプの製品も用意しているが、価格差もあってか、通年での大量セールスにはつながっていないようだ。
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