オリンパスからE-PL2ならびにE-PL1sのキットレンズである「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II」に対応したコンバータレンズが販売開始された。
販売開始されたのは、接写に便利なマクロコンバータ「MCON-P01」、キットレンズより広角での撮影を可能とするワイドコンバータ「WCON-P01」、魚眼レンズ的な効果を得られるフィッシュアイコンバータ「FCON-P01」で、単体のほか、3つをセットしたパッケージも用意される。
いずれも、キットレンズへ装着するだけで、手軽にレンズ交換を行ったような効果を得られるアイテムだ。さっそくこれらを試してみよう。
オリンパスは過去、レンズ一体型デジタルカメラ「E-10/20」用として、ずっしりと重い金属製の4種類のエクステンションレンズを発売していた。“E-10/20のような本格的デジタルカメラを本格的なコンバージョンレンズを”といわんばかりのシステムで、装着することで、マクロから3倍拡大までと幅広い撮影領域のサポートをしていた。特に3倍エクステンションの「TCON-300S」は、ライフルのようなサポーターアームが付く強烈な外観であった。
さて、今回のキットレンズの用のコンバータレンズは、どちらかというとエントリーユーザーを対象として、気軽に表現力をプラスアルファをするためのアイテムと言っていい。マクロ撮影、広角・フィッシュアイ効果にさらにアートフィルターを加えて撮影するとさらに楽しくなるだろう。
それぞれのコンバータレンズの特徴は以下の通り。マクロコンバータ以外の2つも最短撮影距離が短く、被写体に寄って撮影ができるのがうれしいところだ。
製品名 | 最短撮影距離(レンズ先端から) | 概要 |
---|---|---|
マクロコンバータ「MCON-P01」 | 約13センチ | 最大0.56倍相当(35mm判換算)の接写を可能にする |
ワイドコンバータ「WCON-P01」 | 約8センチ | 22mm相当(35mm判換算)の広角撮影を可能にする |
フィッシュアイコンバータ「FCON-P01」 | 約7センチ | 20.8mm相当(35mm判換算)の魚眼撮影を可能にする |
これらの大きな特徴は、キットレンズのレンズフードと同じバヨネット式となっていること。コンバージョンレンズに多く採用されるねじ込み式ではないので、実に着脱が容易だ。
花や料理、小物や細かい文字などを接写で大きく写すことができるマクロコンバータ。
MCON-P01は構成が単純なためか24グラムと軽量で、外観は一般的なクローズアップフィルタをバヨネット式にしたような作りとなっている。最大径は69ミリ、前枠も58ミリのフィルターがはまるほどの大きさだ。これだけ口径が大きいので、広角側でもケラレることなく安心して使える。
また、M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 IIのほか、望遠ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6」「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6」に装着しての使用もできる。
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