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写真で見る、「OLYMPUS PEN mini E-PM1」

» 2011年09月05日 20時05分 公開
[ITmedia]
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 「OLYMPUS PEN P-3」「OLYMPUS PEN Lite E-PL3」に続くPEN3兄弟の末弟として今秋の販売開始が予定されている、マイクロフォーサーズ規格準拠のカメラが「OLYMPUS PEN mini E-PM1」(→オリンパス、デジタル一眼「PEN」シリーズを拡張 より幅広い層へアピール)

 高速AFシステム「FAST AF」や新型のセンサーと画像処理エンジン、アートフィルター、AVCHD動画などE-P3の要素技術を搭載しながら、ボディ単体で217グラム、標準ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R」を組み合わせ、ストロボ、充電池、メモリーカードを装着した際でも403グラムという軽さを実現したモデルだ。

photo 「OLYMPUS PEN mini E-PM1」 カラーは写真のシルバーのほか、ホワイト、ブラック、ピンク、パープル、ブラウンと合計6色で展開される

 外観としては兄弟機「E-PL3」によく似ている。アルミ製のボディは引き締まったラインを描いており、E-PL3と異なりチルト式液晶を備えていない分だけ薄型化が進められており、厚みは33.95ミリしかない。標準ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R」を装着すると、レンズの方がかなり大きく見える。

photophoto 正面(写真=左)、背面(写真=右)
photophoto 側面

 搭載する撮像素子はE-P3やE-PL3と同様の4/3型 有効1230万画素の「新ハイスピード Live MOSセンサー」で、画像処理エンジンには「TruePic VI」を組み合わせる。最新の撮像素子と処理エンジンの組み合わせによって、ISO12800の高感度撮影を可能としているほか、連写については最速5.5コマ/秒というE-P3を上回る速度を実現している。

 一見すると確かにE-PL3によく似ているが、外観で決定的に違うのはモードダイヤルがないこと。背面のダイヤルとMENUボタンを組み合わせた操作インタフェース「ストライプスクリーン」が導入されており、撮影モードの切り替えなどはすべてこちらから行う。

 「MENU」を押すと、左から「ART」「iAUTO」「SCN」「動画」「P/A/S/M」「SETUP」が横一列に現れる画面に切り替わる。任意の項目を選んだ後、さらに設定や選択が必要な場合には、もう一段階メニューを潜るという操作方法になる。メニュー画面を介するためにE-P3やE-PL3と同等の素早い操作が可能かといえば答えは否となるが、項目の数自体が少なく、また、各項目にカーソルをあわせた状態では詳細が文字で表示されるので、カメラの操作になれていない向きには歓迎されるだろう。

photophotophoto
photophotophoto 「ストライプスクリーン」による操作インタフェース
photo ストライプスクリーン」上で「ART」を選択すると、アートフィルターの選択画面に遷移する。アートフィルターは「ポップアート」「ファンタジックフォーカス」「ラフモノクローム」「トイフォト」「ジオラマ」「ドラマチックトーン」の6種類でこれはE-PL3と同じだ

 背面の液晶は3型のハイパークリスタル液晶(約46万画素)で、アスペクト比は16:9。E-PL3のようなチルト機構は備えないが、輝度と色温度はそれぞれ±7段階に調整可能となっている。本体内にストロボは内蔵しないが、パッケージにはガイドナンバー10(ISO200・m)の小型ストロボが同梱される。

 同梱ストロボはホットシューに固定するが、カメラ本体との接続にアクセサリーポート(AP)も利用するため、同梱ストロボを利用するとAPを使用するその他のアクセサリーは取り付けることができず、排他利用となる。なお、取り外しは側面に用意されている「UNLOCK」ボタンを押しながらAPより引き抜くだけなので、着脱は素早く行える。

photophotophoto 同梱ストロボ装着時(写真=左)、装着時にはAPがふさがる(写真=中)、取り外しはボタンを押しながら引き抜くだけ(写真=右)

 詳細なレビューは追って掲載する。

photophotophoto NEX-5Nとのサイズ比較(写真=左、中)、PENTAX Qとのサイズ比較(写真=右)

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