開幕前に新型「Foveon X3」(コードネーム:Merrill)を搭載した「SIGMA SD1 Merrill」「SIGMA DP1 Merrill」「SIGMA DP2 Merrill」を発表したシグマ。機能限定の試作機という位置づけながら、ブースにはDP2 Merrilllの実機が用意されている。
展示機は、現行のDPシリーズにあった露出モードモードダイヤルがなくなり、モード切り替えは「MODE」ボタンを押してシャッターボタンの周りについた電子ダイヤルを使用するスタイルとなっていた。この電子ダイヤルは、比較的大きく回しやすい。
そのほか、レンズ周りにはマニュアルフォーカスリングが新たに追加されている。背面の液晶ディスプレイは92万画素と高画素化され表示が見やすくなり、新しくなったマニュアルフォーカス操作とあわせて役立ちそうだ。ちなみに、まだ試作段階ということでサイズやデザインは決定ではないとのこと。


背面にはQSボタンなどお馴染みのボタン(写真=左)、デジタル一眼レフ「SD」シリーズのような電子ダイヤルが追加された(写真=中)、MFダイヤルがなくなり、レンズ根元のマニュアルフォーカスリングで操作する。こちらも使い勝手は向上したのではないだろうか(写真=右)同時発表となった「SIGMA SD1 Merrill」はガラスケース内での展示だったが、基本的に現行のSD1と同じで、プライスダウンが大きな違いのようだ。同じくガラスケース内にはミラーレス機向けの交換レンズ「19mm F2.8 EX DN」と「30mm F2.8 EX DN」、フルサイズ対応のマクロレンズ「APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM」、APS-C向けの「APO 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM」の2本が展示されていた。
ブース中央には各メーカーのレンズマウントに対応した交換レンズを試せるカウンターがあり、持参したカメラで試写する来場者で賑わっていた。気になる新製品やカメラとのマッチングなどを試せるので、交換レンズを探している方は立ち寄ってみてほしい。大口径単焦点レンズの描写や望遠レンズの手ブレ補正効果などじっくりと体験しよう。究極の大口径望遠レンズともいうべき200-500mm F2.8を体験できる望遠レンズコーナーもあるので、こちらもおすすめしたい。

レンズのお試しができるカウンター。レンズについて、ベストなレンズチョイスなど相談することができる(写真=左)、通路に面した一角には望遠レンズコーナーがある。その下には、交換レンズやストロボなどシグマ製品が展示されている(写真=右)レンズカウンターの裏手には、第3回シグマフォトコンテスト入選作品の展示がある。これは同社のSD/DPシリーズで撮影された作品によるコンテストで、展示されている大きくプリントされた作品には、独特の発色であったり、FOVEONならではの解像感があったりと個性豊かで楽しめるものとなっている。レンズカウンターで交換レンズを試して、ゆっくりとギャラリーを観てシグマブースを楽しんでみてはどうだろうか。
新世代Foveon X3“Merrill”搭載「SIGMA SD1 Merrill」
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シグマ、ミラーレス一眼専用レンズ「SIGMA DN Lens」を発表Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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