シグマは2月8日、新型「Foveon X3」(コードネーム:Merrill)を搭載したデジタル一眼レフカメラ「SIGMA SD1 Merrill」を発表した。発売日は未定。2月9日より開催されるCP+ 2012の同社ブースで展示される。
新製品は「SIGMA SD1」の後継として用意されるもので、新型「Foveon X3」は既存「SD1」に搭載されているものと同様の描写能力を持ちながら製造工程を見直すことで全体としてのコストダウンに寄与しており、製品の実売想定価格はSD1(発表時の実売想定価格は70万円前後)を下回ることが予想される。
仕様面は既存SD1から変わらず、新型「Foveon X3」は4800×3200×3層(R/G/B)の有効約4600万画素を持ち、構造的に偽色が発生しない構造のため光と色の情報を余すことなく取り込める。
画像処理エンジン「TRUE II」はデュアル搭載で処理の高速化が図られており、RAW撮影時にも最大7コマの連続撮影を行え、最大5コマ/秒の連写も可能だ。RAW+JPEGの同時期録も行える。AFセンサーは千鳥配列を縦横に構成した11点クロスセンサーで、AEは77分割測光センサーを採用した。
ボディの外装カバーにはマグネシウム合金を採用、ボタンや結合部はOリングなどでシーリングされており、高い防じん防滴性能を持つ。ファインダーは視野率98%、倍率0.95倍。記録メディアはコンパクトフラッシュ(UDAM対応)で、レンズマウントはシグマSAバヨネットマウント。サイズは145.5(幅)×113.5(高さ)×80(奥行き)ミリ、700グラム(充電池除く)。
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