AFには、測距センサー「SAFOX IXi+」を採用する。測距点は中央9点のクロスセンサーを含む11点に対応。測距点の切り替えは、「オート(11点)/オート(5点)/セレクト/スポット」の4モードから選択でき、このうちセレクトを選んだ場合は、背面十字キーを使って測距点の任意選択ができる。
AFスピードは超高速とはいえないが、ストレスを感じない程度にてきぱきと作動する。AFの駆動音については、使用するレンズによって差がある。例えばキット付属の標準ズーム「smc PENTAX-DA 18-55mm F3.5-5.6AL WR」や望遠ズーム「smc PENTAX-DA 50-200mm F4-5.6ED WR」はジージーという音がうるさい。同じキットレンズでもDCモーター内蔵の「smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6ED AL[IF] DC WR」は控えめな音。また超音波モーター「SDM」対応のレンズではさらに静かだ。
撮影モードは、天面のモードダイヤルによってオートからマニュアルまで計12モードを選べる。Av(絞り優先)やTv(シャッター優先)といった一般的なモードのほか、TAv(シャッター&絞り優先)やSv(感度優先)というPENTAX製品ならではモードも健在だ。また、好きな設定の組み合わせを登録できるUSERモードが2つ用意されている点は、エントリー機では希少であり、個人的にはありがたいポイントだ。
操作面での特長としては、グリップの前と後ろに2つの電子ダイヤルを備え、絞りやシャッター速度をダイレクトに調整できる点が挙げられる。さらに、プログラムAEを選択中にダイヤルを回すことで絞りやシャッター速度を変更できる「ハイパープログラム」や、マニュアル露出選択中にグリーンボタンのワンプッシュで標準露出にセットできる「ハイパーマニュアル」機能も、これまでのPENTAX製品から継承する。これらは、いったん慣れると手放せなく感じるほど便利な操作系だ。
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