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すべてを一新 新世代Foveon X3“Quattro”搭載の「SIGMA dp」(写真追加)(1/2 ページ)

» 2014年02月10日 16時00分 公開
[ITmedia]

 シグマは2月10日、新開発のFoveon X3センサー(コードネーム“Quattro”)を搭載したコンパクトデジタルカメラ「SIGMA dp」の開発発表を行った。搭載するレンズの焦点距離の違いにより、「dp1 Quattro」(19ミリ 35ミリ換算28ミリ相当)、「dp2 Quattro」(30ミリ 35ミリ換算45ミリ相当)、「dp3 Quattro」(50ミリ 35ミリ換算70ミリ相当)の3モデルを用意する。価格および発売日は未定。2月13日より開催される、CP+ 2014の同社ブースにて展示を行う。

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photo 「SIGMA dp」(写真は45ミリ相当のレンズを搭載した「dp2 Quattro」)

 RGBそれぞれの層(3層)を重ねてセンサーを構成するFoveon X3センサーの特徴はそのままに、レンズやボディ形状などすべてを見直し、「単焦点レンズの体型カメラだけが可能にするフルボディ画質」(同社)を実現した。

 新たなFoveon X3センサー“Quattro”は3層構造であることこそは既存構造を継承するが、輝度情報はトップ、RGBの色情報はトップ/ミドル/ボトムの3層で取り込む「1:1:4」構造を採用。新構造の採用によって、従来比30%の解像度向上およびデータ容量の削減に成功。データ容量の低減から処理速度の向上と消費電力の削減にも成功している。

photo 新Foveon X3センサー“Quattro”の構造図。

 センサーサイズは23.5×15.7ミリで、有効画素数は約2900万画素(トップ 5424×3616、ミドル 2712×1808、ボトム 2712×1808)。RAW撮影時の最大サイズは5424×3616ピクセル。画像処理エンジンもセンサーの世代交代に合わせて「TRUE III」へと進化した。処理の最適化が進められるとともに、高精細で立体的な描写を実現したという。

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主な仕様(レンズ除く)
撮像素子 Foveon X3センサー
撮像素子サイズ 23.5×15.7ミリ
画素数 有効約2900万画素(トップ 5424×3616、ミドル 2712×1808、ボトム 2712×1808)
記録メディア SD/SDHC/SDXCメモリーカード
記録方式 RAW/JPEG/RAW+JPEG
アスペクト比 21:9、16:9、3:2、4:3、1:1
ISO感度 ISO 100〜ISO 6400
AF方式 コントラスト検出方式
AF測離点 9点選択モード、自動移動モード
測光方式 評価測光、中央部重点平均測光、スポット測光
シャッター速度 1/2000〜30秒
背面液晶 3型/92万画素
カラーモード スタンダード、ビビッド、ニュートラル、ポートレート、風景、シネマ、サンセットレッド、フォレストグリーン、FOVクラシックブルー、FOVクラシックイエロー、モノクローム
電源 専用リチウム充電池「BP-51」

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