あとは好きなレンズを装着し、片手にAIR、片手にスマホでもいいし、アタッチメントを介してスマホを装着してもいいので、カメラを構え、使いたいアプリを使って撮るべし。
アプリがたくさんあってややこしいが、通常は、遊びたいならGenius、アートフィルターしたいならArtFilter、普通に撮りたいならModeDialを使えばよいだろう。そしてアプリを起動し、プレビューを見ながら画面上のシャッターボタンを押せば良い。本体が丸いので水平に保つのは難しいが、電子水準器がそれを補ってくれる。
この手のカメラで一番気になるのは、Wi-Fiの接続の速さや安定性、レスポンスだが、正直なところ、今回のレビューで使った発売前の機材とアプリでは「ものすごくさくっとつながって快適なとき」と「もたついてレスポンスが渋くなる」ときの差が大きく、一概にはいえない。製品版で、常に前者のレスポンスが得られるのであれば、かなり気持ちよく使えるはずだ。
もしすでにマイクロフォーサーズのカメラを持っていてレンズもある程度そろっているのなら、メインカメラでは撮れない撮影を楽しめるセカンドカメラとして持ち歩くのがいい。
ミニマムな構成故に価格が抑えられているのも好印象だ。
古民家のいろりを庭から。奥の扉も開いていて難しい条件だが、ギリギリ白飛びせず、ほどよい逆光感が出てる。シャッタースピードは1/200秒でISO4000。手ブレ補正がないぶん、シャッタースピードを速めに保つプログラムになっているようだ。1/200秒、F5.6、ISO4000
縦位置で猫を。逆光だったので+0.7の補正で。スマホが斜めに装着されるので縦位置は撮りづらいが、実はスマホのアタッチメントを90度ずらしてつければ普通に構えて縦位置で撮れる。これ、Tips。もっともこの写真はカメラ部を右手で、スマホを左手で持って撮ってる。そうすれば縦も横も自在。1/500秒、F3.5、ISO200
夜景を。ISO5000まで感度が上がったけど、これだけ撮れればよし。手ブレ補正付きのレンズを使うときはISO感度をマニュアルにするか、シャッター速度優先にして感度が上がりすぎないようコントロールした方がよいかも。1/60秒、F3.5、ISO5000
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