シグマが6月12日、Foveon X3ダイレクトイメージセンサー“Quattro”を搭載したデジタルカメラ、SIGMA dpシリーズの4番目のモデル「SIGMA dp0 Quattro」を7月10日から販売すると発表した。
dp0 Quattroは、Quattroセンサーに最適化した専用設計の14ミリ(35ミリ判換算で21ミリ相当)F4レンズを搭載するコンパクトデジカメ。画角は91°と広く、被写界深度も深いため、建築物や狭い室内での撮影、風景撮影などに向く。
レンズは蛍石と同等の性能を持つFLDガラス4枚、SLDガラス2枚を採用し、倍率色収差を補正しているほか、大口径両面非球面レンズを含む非球面レンズ2枚もおごり、ディストーションを1%以下に抑えてその性能を最大限に引き出しているという。レンズ構成は8群11枚。
イメージセンサーはdp Quattroシリーズ共通の、有効約2900万画素相当のFoveon X3(CMOS)で、ロスレス圧縮RAW、JPEG、RAW+JPEGでの保存が可能だ。
ボディの一部にマグネシウム合金を採用した独特なデザインもシリーズ共通のもの。背面には3型の液晶モニター(約92万ピクセル)を搭載する。
なお別売のオプションとして、専用光学ビューファインダー「VF-51」(3万2000円/税別)や、LCDビューファインダー「LVF-01」(3万7000円/税別)、BASE GRIP「BG-11」(3500円/税別)など、使い勝手を向上させるパーツも用意している。今回はLCDビューファインダーをセットにした「SIGMA dp0 Quattro LCDビューファインダーキット」も7月に発売を予定している。価格は未定。
ちなみにdp Quattroシリーズは、21ミリ相当のdp0のほか、28ミリ相当のdp1、45ミリ相当のdp2、75ミリ相当のdp3、90ミリ相当のdp3+1.2倍テレコンバーターとさまざまな画角が用意されている。
新製品の発売に合わせて、シグマでは体感イベントも開催を予定している。東京、名古屋、大阪、福岡の4カ所で、dp Quattroシリーズやレンズなどが試せるほか、製品の貸出サービス、オリジナルグッズ販売なども行う予定。東京、名古屋、大阪の3会場では、社長の山木和人氏によるプレゼンテーションも聴講できる。各会場でグッズを購入すると、抽選で10人に「SIGMA 120-300mm F2.8 DG OS HSM | Sports」の光学レンズを2枚使用して作成したというSIGMAオリジナルルーペが当たるプレゼント企画も実施予定だ。
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