シグマが2月10日、Foveon X3センサー(ジェネレーション名:Quattro)を搭載したデジタルカメラ「dp Quattro」のラインアップに連なる新モデルとして「dp0 Quattro」を発表した。
シグマのdp Quattroシリーズは、Quattroセンサーに最適化した専用設計のレンズを組み合わせて展開しているのが特徴で、レンズの焦点距離ごとに別のモデルが用意されている。独特のボディ形状もポイントだ。
これまで35ミリ判換算で28ミリ相当のレンズを備えた「dp1 Quattro」、45ミリ相当のレンズを搭載した「dp2 Quattro」、70ミリ相当のレンズを備えた「dp3 Quattro」の3モデルは存在が知られていたが、dp0 QuattroはCP+ 2015で初披露となる。
dp0 Quattroは、23.5×15.7ミリのFoveon X3センサーを搭載する。有効画素数は約2900万画素。レンズ構成は8群11枚、撮影範囲は18センチから無限遠で、最大撮影倍率は1:7.8。ISO感度は100〜6400を1/3段ステップで設定可能だ。
dp1 Quattroとdp2 Quattroは2014年に発売された。残されたdp3 Quattroも、2月10日に正式に発表され、そのスペックが明らかにされている。ちなみにdp3 Quattroには専用のコンバージョンレンズ「FT-1201」が用意され、レンズ先端に取り付けることで焦点距離を1.2倍(35ミリ判換算で90ミリ相当)に伸ばすことが可能だ。
dp Quattroシリーズは、dp0 Quattroとdp3 Quattro、そしてテレコンバージョンレンズの登場によって、21ミリ相当、28ミリ相当、45ミリ相当、75ミリ相当、90ミリ相当の焦点距離から、好みの画角が選べるようになる。
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