ニコンイメージングジャパンが7月2日、FXフォーマットに対応した超望遠レンズ「AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR」と「AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR」を発表した。
両モデルの特徴は、蛍石レンズを採用して大幅な軽量化を実現した点。AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VRは、従来製品の「AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR」と比べて約25%(約1250グラム)軽量化した約3810グラムを実現。AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VRは、従来製品の「AF-S NIKKOR 500mm f/4G ED VR」と比べて約20%(約790グラム)軽量化した約3090グラムまで軽くなっている。蛍石レンズに加え、鏡筒にマグネシウム合金を採用したことで、軽量化しつつも堅牢性は維持している。
AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VRのレンズ構成は12群16枚(EDレンズ4枚、蛍石レンズ2枚、ナノクリスタルコート)と、保護ガラス1枚(フッ素コート)。最大径は約166ミリで、レンズマウント基準面からレンズ先端までは432ミリ。AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VRのレンズ構成は12群16枚(EDレンズ3枚、蛍石レンズ2枚、ナノクリスタルコート)と保護ガラス1枚(フッ素コート)。最大径約約140ミリ、レンズマウント基準面からレンズ先端までは387ミリ。
手ブレを軽減するVR機構は、NORMALモード撮影時で、手ブレ補正効果は4.0段分(CIPA規格準拠)。またスポーツなど動きの激しい被写体の撮影に適したSPORTモードをも用意している。カメラの電源を入れた直後のVR性能を向上させ、電源を入れてすぐにシャッターを切ってもブレを抑えた画像が得られるようになった。高速連続撮影時にも、高いAF追従性と電磁絞り機構による露出制御の安定性を実現している。
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