Android、2012年には世界スマートフォン市場でシェアが約50%に――Gartner予測

GartnerもIDC同様に、2015年にはWindows Phoneが2位になると予測している。

» 2011年04月08日 09時25分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米調査会社のGartnerは4月7日(現地時間)、世界のスマートフォン市場に関する予測を発表した。2012年末にはAndroidのシェアが49%になると同社はみている。

 2011年のスマートフォン全体の販売台数は前年比57.7%増の4億6800万台で携帯電話全体の26%を占めるようになり、同年中にAndroidがシェアでトップになると予測する。スマートフォンの販売台数は2015年には10億台を超え、携帯電話市場の47%を占めるようになるという。

 Android端末メーカーの価格競争の結果、2015年にはスマートフォンの67%の価格が300ドル以下になり、Androidはハイエンドでの地位を保ちつつ、低価格端末の増加で新興国市場でのシェアを拡大する。

 米MicrosoftのWindows Phoneに関しては、フィンランドのNokiaとの提携によるWindows Phone 7端末が2012年に発売されることから、2013年にはシェアを伸ばし、2015年にはiOSを抜いてAndroidに次ぐ2位になるとみている。米IDCも3月に発表した予測で同じ見解を示した。

世界スマートフォン市場予測(2010年のランク順)
OS名 2010年(%) 2011年(%) 2012年(%) 2015年(%)
Symbian 37.6 19.2 5.2 0.1
Android 22.7 38.5 49.2 48.8
Research In Motion 16.0 13.4 12.6 11.1
iOS 15.7 19.4 18.9 17.2
Microsoft 4.2 5.6 10.8 19.5
その他 3.8 3.9 3.4 3.3
(資料:Gartner)

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