IDCは、NokiaがWindows Phoneを採用したことにより、2015年にはMicrosoftの同OSがAndroidに次ぐ2位に浮上すると予測した。
世界スマートフォン市場で、2011年には米GoogleのAndroidが首位に立ち、2015年には米MicrosoftのWindows Phoneが2位に浮上する――。米調査会社のIDCが3月29日(現地時間)、このような予測を発表した。
2011年のスマートフォン出荷台数は前年の3億340万台から約48%増の4億5000万台以上になると予測する。さらに、スマートフォン市場の成長率は携帯電話市場全体の成長率の4倍になるという。
2010年に2位まで上昇したAndroidは、多数の端末メーカーがより広いユーザー層向けのラインアップを展開することで、2011年にトップに立つとIDCはみている。
また、フィンランドのNokiaが端末向けOSをSymbianからWindows Phoneに移行したことが、スマートフォン市場に大きな影響を与えると予測する。IDCのシニアリサーチアナリスト、ラモン・ラマス氏は「Windows Phoneプラットフォーム搭載の最初のNokia端末は2012年に発売されるだろう。2015年までには、Windows PhoneがAndroidに次ぐ2位になるとIDCは予測する」と語った。
| OS | 2011年のシェア(%) | 2015年のシェア(%) | 2011年から2015年の変化率(%) |
|---|---|---|---|
| Android | 39.5 | 45.4 | 23.8 |
| BlackBerry | 14.9 | 13.7 | 17.1 |
| iOS | 15.7 | 15.3 | 18.8 |
| Symbian | 20.9 | 0.2 | -65.0 |
| Windows Phone 7/Windows Mobile | 5.5 | 20.9 | 67.1 |
| その他 | 3.5 | 4.6 | 28.0 |
| 全体 | 100.0 | 100.0 | 19.6 |
| (資料:IDC Worldwide Quarterly Mobile Phone Tracker) | |||
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